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2007年 05月 13日
著名な発明家でコンピューター科学者のカーツワイル氏が、これほど健康に気遣っているのにはわけがある。もし健康を害すれば、人類が永遠の命を手に入れる瞬間まで生きられないかもしれないからだ。カーツワイル氏は自身の新著『夢の旅:永遠に生きられるまで長生きしよう』(Fantastic Voyage: Live Long Enough to Live Forever)の中で、あと20年もあれば人類はその大きな夢を実現できると予測している。
カーツワイル氏の予測では、血球サイズの極小ロボット同書の中では「ナノボット」と呼ばれるが何百万と体内を駆け巡り、骨や筋肉、血管、脳細胞を修復してくれるため、人類は永遠に若さを保つことが可能になるという。また、改良された遺伝子コードをインターネットからダウンロードでき、心臓さえ必要なくなるという。 「人間が持っているすべての遺伝子、2万~3万個の遺伝子はみな、小さなソフトウェア・プログラムなのだ」とカーツワイル氏。 『夢の旅』の中でカーツワイル氏は、不老不死への3つの架け橋なるものを定義している。「第1の架け橋」は健康を意識した摂生法だ。この摂生法についてカーツワイル氏は、同書の共著者であるテリー・グロスマン博士とともに詳しく解説している。この摂生法に従い健康を保ってはじめて、人類は「第2の架け橋」生物工学の革命を渡ることができる。 カーツワイル氏は、人類が遺伝子の発現を制御し、最終的には遺伝子そのものを変えられるようになる日はもう目前だと書いている。そうした技術があれば、病気の原因遺伝子を封じ込め、さらには老化を遅らせたり止めたりする新たな遺伝子を体に取り込むことも不可能ではない。 「第3の架け橋」となるのがナノテクノロジーや人工知能の革命だ。これにより、血管や脳の中で修復作業員として働く小さな知的機械、ナノボットが登場して、病気を治し、臓器を修復し、今ある人間の知能の限界を消し去るだろうとカーツワイル氏は予測している。 まさに夢のような話だが、カーツワイル氏は奇天烈な夢想家などではない。発明家にとってのアカデミー賞とも言われる『レメルソンMIT発明革新賞』を受賞して賞金50万ドルを獲得したこともあり、1999年には『米国技術栄誉賞』にも輝いている。『ワイアード』誌から『タイム』誌まで、さまざまな出版物に知的機械の出現についての記事を寄稿した経験も持つ。『クリスチャン・サイエンス・モニター』紙はカーツワイル氏のことを、「現代のエジソン」と呼んだ。 2002年には『発明家の殿堂』入りも果たした。マサチューセッツ工科大学(MIT)出身のカーツワイル氏の発明品で最も有名なものはおそらく、どんな書体の活字にも対応した、視覚障害者のための初の文字読み上げ装置だろう。 「不老不死の実現近い」著名コンピューター科学者が予想 むちゃくちゃ嬉しいのは僕だけ? いや~カーツワイル氏は神を超えますよ! 寿命という死へのカウントダウンタイマーを取り除いてくれるんです!
by Rock_Hill
| 2007-05-13 01:07
| 健康/病気
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