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2007年 05月 29日
がんの闘病生活を続けているさなか、入院先の病院で死亡していることが明らかになった人気ポップスグループ「ZARD(ザード)」のボーカリスト、坂井泉水(いずみ)(本名・蒲池幸子)さん(40)は、病棟の避難用スロープの手すりを乗り越える形で、約3メートル下の地面に転落した可能性が高いことが、警視庁四谷署の調べでわかった。 所属事務所によると、坂井さんは、最近は早朝の散歩を日課にしていたという。同署では、事故と自殺の両面から、転落に至る詳しい経緯を調べている。 同署によると、検視の結果、坂井さんの死因は、後頭部を強打したことによる外傷性頭蓋(ずがい)内損傷とみられる。また、避難用スロープには転落を防ぐため、高さ約1・2メートルの手すりが設置されている。発見時、坂井さんは私服姿で、スロープ脇の地面にあおむけで倒れていた。 一方、坂井さんの死亡が明らかになった28日午後、東京・六本木の所属事務所には悲報を聞いたファンが駆けつけ、入り口に設けられた記帳台や献花台の前で、“歌姫”の早すぎる死を悼んだ。 都内在住の男子学生(20)は「坂井さんの声は清涼感があって好きでした。10年以上第一線で活躍しており、尊敬していた」と話した。また、都内に住む主婦(29)は「学生時代から、つらいときにはZARDの歌に励まされてきたのに」と肩を落としていた。 所属事務所によると、近親者での密葬を行ったうえで、後日、お別れの会を開く予定という。 また、代表曲「負けないで」などの作曲を担当した織田哲郎さんは「突然の訃報に言葉が見つかりません。坂井さんと出会えて、彼女と一緒に作品を作ってこられた事を誇りに思います」とのコメントを出した。 事務所によると、坂井さんは昨年6月から、子宮頸がんの治療のため入退院を繰り返していたという。 ZARDの坂井さん、手すり乗り越えて転落か
by Rock_Hill
| 2007-05-29 00:39
| 生/死
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